セミナー・講演活動

システム

メンテナンスシステム変更説明会

● 説明会(2015年7月1日・11日)

2015年7月1日(水)10時からと11日(土)14時30分から、両日ともに1時間にわたり、マリン歯科から100mくらい先にある「ウスイホーム セミナールーム」において「マリン歯科 メンテナンスシステム変更説明会」を行いました。
説明会の内容は院内ミーティングを何度も行い、皆で作り上げました。更に内容を深めるために岩田、吉川マリン歯科衛生士は東京や川崎のセミナーに参加したり、すでに予防を確立している医院見学に行ったりもしました。
そうして準備したこの説明会には、嬉しいことに2回で60名近い患者さんにお越しいただけました。

今回のセミナーの主旨は、予防歯科を中心としたコースを設けることになり、その各コースのご説明でした。北欧のような予防歯科が中心となった歯科先進国とは反対に、日本では今年1月より予防歯科が保険診療から外される方向に向かうことが政府から発表されました。
このままではますます虫歯や歯周病になってから初めて通院をするという歯の保存とは逆の方向へ向かってしまいます。いくら治療してきれいなセラミック、咬みやすい入れ歯やインプラントが入ったとしても、元の歯に戻したいと願う患者様にとって、それは妥協されたもので私たちはそれで満足してはいけないと考えていることをお伝えしました。


続いて岩田歯科衛生士から大きく分けた3つのコースを説明しました。

 

●バイオフィルムコース

プラークの除去を徹底的にPMTCを中心に行い、予防効果の高い薬剤を塗布する

●ステインコース

お茶やタバコによる着色をエアーフローで落とした後、歯の表面のトリートメントを行う

●ペリオコース

歯周病の進んでいる方に対し、歯周ポケット内のイリゲーションとレーザーや抗菌剤での殺菌で定期管理していく

説明会の後半は患者さんからたくさんの質問を受ける時間を充て、岩田歯科衛生士と答えていきました。


中には以下のような質疑応答もありました。

 

Q.今まで行われていた際に使用していた薬剤と違うんですか?

背景色 A.はい、違うと言いますか従来のものに追加します。値上がりしただけということがないよう、より効果的なものを各々の方にあった形で使います。

 

Q.歯石をとるのはどうなりますか?

A.保険内で行うには歯周病検査をしないと認められませんので、その後ということになります。

 

Q.予約回数が今までより増えることはありませんか?

A.国内の保健制度が、同日保健治療と保険外治療を重ねてできないようになっていることが来院回数を増やしかねないのですが、極力少なくできるよう配慮していきます。ご相談のうえ、その方に応じた内容にしていきますので詳しいことはマリン歯科に来られた際にお話ししましょう。

患者様に負担の増えることをお願いする以上、更なるスキルアップして歯を残すことにこだわり、実績を積み上げていくことをお約束していかなければなりません。素晴らしい患者様に囲まれている幸せを感じて、この方々のためにできることを妥協することなく突き進むことを帰っていかれる患者さんの背に誓いました。

パート2

幸せをつかむ歯科医院を創ろうセミナー

<パート2>

● セミナーパート2(2013年10月6日)

株式会社アールエフ(東京店)にてDr.マッキーが「歯科医人生のキャンパスにどんな夢色を描き込むのか」というテーマで講演いたしました。

 

【1】とにかく一歩踏み出そう
【2】他人の人生に合わせた無駄な生き方をやめよう
【3】マリン歯科の完全予防システム KMSプロジェクトの紹介

 

~以下、聴講者からの講演メモをご紹介~

 

【1】とにかく一歩踏み出そう
ジョンラスキン(イギリス・評論家)
 『私たちが考えたり、知っていたり、信じたりすることは最終的にはそれほど重要ではない。唯一、重要なのは何を実行するかである』
セネカ(ローマの哲学者・詩人)
 『人間は常に時間が足りないとこぼしながら、まるで時間が無限にあるかのように振舞う』

 

これらの言葉を引用しながら、人間はやらない理由を考え出し、口実つける天才だが、とにかくチャレンジしよう、安全地帯にいると、とりあえず車にひかれる危険はないけれど、その 安全地帯を出て、道を渡らないとお店にも素晴らしい景色も見に行けず、ただただ排気ガスを吸い続け、新しい世界を経験できない。皆さんは歩いてあちこち行きますね。歩くというのは片足を宙に浮かせて、あえてバランスを崩すというリスクをとっているんですよね。
 「歯科界に希望はない…保険点数が上がらない…」競合医院は増え続け患者さんが来ない…といくらもがいていたって一向に現状は変わらないでしょう。ならば 自分から一歩を踏み出していきましょう。
こうしたい、ああしたい、このような取り組みをしたいと思われているから開業を考え、されたと思います。そのお考えになられていることをまず、やりはじめましょう!

【2】他人の人生に合わせた無駄な生き方をやめよう
トルストイは『人間、基本的に生活する衣食や住むことに必要なものは大した額ではない。多くを費やすのは格好をつけたい、他人の趣味に合わせるためのものだ』という言葉を残した。

 

 最近アイドルの追っかけがものすごいが本当にそのタレントの人格、考え方に共感しての行動ならいいが、とにかく周りの仲間に受け入れてもらいたいがために 一体感を味わいたいがために同調してしまう。
 飲みに行こうと誘われたり、友達が家を建てたから、車を買ったから私も、と本当に必要かも考えることなく購入してしまう。このような 非生産性なことや自分にとっては意味の薄いものから遠ざかり、真にやりたいこと、やらねばならない事に集中していける環境を作っていきましょう。

 

ピーター・ドラッガーのいう『何に時間が取られているか知ること』からスタート。次に時間を奪おうとする非生産的要求を避ける。理想としている歯科医院像を目指すにはあまり、回り道もできないでしょう。 有効な時間の使い方をしましょう。本当にやりたいこと、必要なもの、生産性高いものを内容濃くするシンプルライフをしようと強く訴えかけておられました。


【3】マリン歯科の完全予防システム KMSプロジェクトの紹介
 院長も当然そうですが、 スタッフに考えるということを習慣づける仕組みを作りましょう。朝礼ではDr.マッキーのオリジナルも含め、グッド&ニュー、マイブーム、ハッピーポイントビュー、グッドジョブショー、ニューズニューを交代でスピーチして自発的にミーティングを開いたり、アイデアを出し、改善点もセルフ修正するスタッフに育ってくれていると話されていました。
それを患者さんにも広げ、自分の力でお口の中を健康的方向にセルフチェックしながら創り出していく KMSプロジェクトの一端を紹介されていました。

 

 以上、予定時間も思わずオーバーし、迫力ある講演でした。

パート1

幸せをつかむ歯科医院を創ろうセミナー

<パート1>

● セミナーパート1(2013年4月14日)

株式会社アールエフ(東京店)にてDr.マッキーが「歯科医の成功の先には人生の覇者がある」というテーマで講演いたしました。

 

【1】皆さんの生きていく目標って何ですか?
このように聴講者に問いかけました。歯医者として成功することが人生の全てではありません。それはあくまで、人生を如何に充実させ、幸福感を満たすかという手段の一つです。そして、 自分を大好きになることがその基盤になります。それを可能にするのが自分の目標のために動くのではなく、社会貢献し、周りの方々を元気に明るくしていくことです。


【2】意味づけに工夫を

2ヶ月足らず前に母を急に失い、今は悲しく寂しい気持ちで埋め尽くされていますが、ただ嘆き悲しむだけではその出来事から得ることは無いと考えました。そこにどういう意味を付けるかでプラスにもマイナスにもなると思うのです。母が人生最後に与えてくれた学びの機会。私は、人は一人で生きているのではない。多くの人のあったかい心の中で生きている。それを私からも返すのだという学びでした。最後にアールエフに、特に江島一哉横浜支店長に感謝を伝えました。2013年2月18日マッキーのお袋が亡くなり、悲しみがべったり背中に貼りついていたのです。そこでセミナーの全面協力をして頂いている江島支店長に、「講演するパワーがない」と感じたので「延期してもらった方がいい」と進言したところ、「いえいえ、予定通り行ないましょう。」と返され、正直なところ「気持ちを察してよぉ」と思ったのです。しかしこのことでセミナースピーチの内容などをいやが上にも準備せざるを得なくなり、お袋を失ったということを頭から離す時間がもてたため、その背中に貼りついたものを下ろす時が落ち着くきっかけを持てたのです。このきっかけを与えて頂いたことはもちろん延期という弱い気持ちになっていたところを予定通り進めると後押ししてもらった江島横浜支店長に「ありがとう。本当にありがとうございました」としっかり伝えます。これがまさに相手の状況を考え、先を見据えた対応と逆に学ばせて頂いたのです。

 

【3】できるか、できないかではなくやるかやらないか

国が悪い、スタッフが悪い…などと言い訳を並べ何もやらないのは、自らの可能性を狭めているだけです。目の前の出来事や困難は、自分がそれをどう意味付けするかで見方が変わってきます。歯科界は不景気と言われるが、全てが落ち込んでいるわけではありません。むしろ、頑張った、工夫した歯科医だけ一歩先に行ける今の方がやりがいがあります。


【4】スタッフに方向性を示し、イメージングしてもらおう
 スタッフが 上を目指していこうとイメージング出来るような仕組みを構築することが大切です。朝礼などのスピーチを利用して、スタッフに考えること、見ていなかったものを見ることが習慣づけられるようにしていきます。そして、スタッフへの信頼を寄せることが更に医院の価値を高めます。そして、全て医師が面倒を見るのではなく、ある程度の部分を自己責任として任せることで、院内が凛としてきます。スタッフから教わることもあるのだから、スタッフを尊重しなければならない。時にはスキを見せて、スタッフが近寄りやすいようにする事も必要です。スキルのみならず、そのような関係の結びつきが、できるようなスタッフ採用も必要でしょう。

 

歯科医師の先生方に対し、このまま終わるわけにもいかないので一部、マリン歯科で行っている完全予防システムKMS予防プロジェクトをご紹介して講演の締めとしました。